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フレンチトースト
アイスカフェオレ
「乾ききったバゲットでフレンチトースト作りたいなー」アイスカフェオレ
と思ったのは数日前の事。
パン屋でつけてくれたビニール袋ではなく、買った時に入れてくれた紙袋に入れたまま常温放置していたのだけれど、この季節の乾燥っぷりを舐めていた。そういえば、と、昨日の夜に出してみたら、バゲットはすっかりカッチコチになっちゃって、さながら凶器のよう。
「今なら殴れる、このバゲットで人を殴り殺せる……!!」
きゃー!……なんて不穏な思いに至ってしまいつつ、ともあれ予定のフレンチトースト。こりゃ一晩くらい卵液に浸けておいた方が良いよねぇと、昨日のうちにジップロックに卵と牛乳を混ぜ入れて、バゲットをスライスして浸けておこうとした……が、なにしろ尋常じゃないほどにカチコチのバゲット、パン切りナイフが入っていかないし、入っていった途端に砕けてしまうほど。
仕方ないので霧を軽くふいてから電子レンジに数十秒かけ、少し柔らかくなったところでなんとかナイフを入れて、冷蔵庫で一晩、卵液を染みさせてみた。朝見てみたら、なかなか良い感じのふかふか卵色バゲットに変身。
バターを敷いたフライパンで時間かけてじっくり焼いてみたら、中の中までじゅわっと卵液が染みた、なかなか極上なフレンチトーストが出来た。「一晩卵液に浸けておく」は、聞いてはいたけれど、確かに美味しくできる作り方なのかも。いつもの「バゲットのフレンチトースト」とは違った食感のフレンチトーストが食べられて、気分が上がった木曜の朝だった。そういえば今日はバレンタインデー。
稲毛 「ガガル」にて
Cランチ \1080
つい先日、千葉のハンバーガーをご一緒した友人から深夜(いや、早朝?)の時間帯にメールが入っていて、それは「今日のランチ、いかがですかー?」との誘い。実は半分寝ぼけていた状態でのお誘いだったらしく、今朝になって私が「いいよー?」と返事したのを見て、「あら私、何か誘っちゃってたのかしら」と思ったのであるらしい。こらこら。Cランチ \1080
まぁ、行っても行かなくても、どっちでも大丈夫よ、今日は別に大きな予定ないし……と相談の結果、前回「ここも美味しいんですよ」なんて話をしていたお店に連れて行ってもらうことに。いくつか候補のお店があったのだけれど、「車じゃなきゃ絶対行けないところ」という観点から、「インド料理 ガガル」に連れて行ってもらった。
我が家からは……バスとか通っているのかなぁ。自転車で行けなくもなさそうだけれど、JR駅などからはかなり距離があり、気軽にひょいっと行ける場所ではない立地。長屋のように、数軒の店舗が横並びになっている、大通りからひょいっと斜めに入った場所にその店はあった。
お店はしっかりインドの香り。お店の方も全員そちらの方っぽい。ランチは、カレー1種のセット、2種のセット、タンドリーチキン添え、など数種類あって、カレーは8種類からの選択。せっかくはるばる来たから、豪華なセットにしちゃいましょうかね~と、「肉つき」のCランチを試してみることにした。
カレー2種にナンとライス、タンドリーチキン、シークカバブ、サラダとヨーグルトとドリンク(アイスチャイ、ホットチャイ、アイスコーヒー、ラッシーから選ぶ)がついてきて1080円。かなりお値打ちだ。しかもナンとライスはお代わり無料。
カレーはチキン、マトン、ベジタブル、エッグ、キーマ、スープ、ダルフライ、チキンハイダラバーディからの選択。
マトンがかなりマトンマトンしているという話だったので、噂のマトンを選んでみた。
もう1つはベジタブルかエッグかダルかあたりで悩んだ末、「挽き肉も良いな」とキーマで。
ライスはバスマティライスではなかったけれど、でもスパイシーな炊き込みご飯。ターメリック、クミン、シナモンなどが入ったもので、これがなかなか良い感じだった。
カレーもしっかりとスパイシー。クローブなどのホールスパイスがふんだんに使われていて、うっかり噛んでしまわないように除けながらもぐもぐいただいた。
マトンは、噂通りにしっかりと「マトン」。ラムよりもずっしりと重く漂う山羊臭さが良い感じ。クローブ多めのスパイスも良い感じ。
「パプリカパウダーで赤い色をつけただけ」的なタンドリーチキンも散見する中、これまたしっかりとスパイシーなお肉2種。
特にシークカバブはしっかりはっきり辛くて、「からーい!すごくからーい!」言いながら喜んでしまった。
私は辛いものが得意ではないはずなのだけれど、比較的マイルドめな味付けのインド料理店に入ることが多いらしくて、「唐辛子マーク4個」あたりのものを選んでも「……そんなに辛くないよね?」と思うことが続いていたから、この辛さは新鮮で嬉しい。
卓上の玉ねぎの漬物、アチャール(実質食べ放題)も、ひとかけ口に入れただけでその後3分間くらい口の中が熱くなるくらい、これまたパンチの効いた辛さがあった。
それにしても、メニューに乗っていた写真には、ステンレスの丸盆にカレーも肉も全部盛り合わされていたから、「まぁ、このボリュームなら食べられるかな」と思っていたのに、肉は別盛りで、しかもサラダも倍量!という勢いで添えられていて、これはたいそうな食べ応え。
ナンもまぁ、迫力のサイズで、当初は
「ナン、お代わりできるかなー♪」
「え……しないでしょ、できないでしょ」
「いやいや、私、ナン大好きだから♪たいていどこのお店でもお代わりするんだよー♪」
なんて言っていたのに、全然無理だった。残さず全部食べきるので精一杯、という、本当に充実のボリュームだった。
結局友人はナンを半分以上食べきれず、お店の方に「食べきれないので持って帰れますか……?」と尋ねるという結果に。快くテイクアウト用の紙袋を用意してくれて、残したナンはテイクアウト。
「ル・グレ館」のキャラメルバナナタルト
カフェオレ
「"うち猫カフェ"寄ってきます?」カフェオレ
新しい妖精さんも届いたところなんですよー……ということで、昼食後は我が家でだらだら。
ケーキ買って帰りましょう!と、稲毛海岸まで足を伸ばして、これも以前彼女に教えてもらって何度か買い物したケーキ屋さん「ル・グレ館」でケーキ買って帰ってきた。
私の大好きな、「ホイップクリーム、カスタードクリームたっぷり、ばぼーん系アメリカンタルト」が並んでいるお店。それだけじゃなく、定番のショートケーキやモンブランもちゃんとある。この界隈では「お値段そこそこ、安くはない」という印象のお店だけれど、その分ボリュームもたっぷりだ。
「私、キャラメルバナナタルトがいいかなー」
「うん、私もそれが良いと思っていたの」
と、同じケーキを買って、野菜直売スーパーにも回ってからゆるゆる帰宅。
こたつの上に妖精さんずらりと並べてあれこれ話しながら愛でた後、「花より団子」とばかりにケーキとコーヒー出しておやつにした。
キャラメルバナナタルトは450円、だったかな。
サックサクのタルト生地の上に薄くチョコの層。チョコムース層の上にはキャラメルを絡めたバナナ入りのカスタードクリーム、そして上にホイップクリーム。
キャラメルを絡ませたアーモンドと花びら状のチョコレート、セルフィーユが飾られて、なんとも幸せな美味しさだった。もうちょっとご近所にある店だったら週に一度は買いに行くのになー……と思うほどに、私はこのお店がお気に入り。稲毛海岸駅近くにあるこのお店は喫茶も併設されていて、そこもいつ見ても繁盛している様子なのだった。焼き菓子も美味しいし。
さてさて、そして、「妖精さん」。
1週間ほど前に第一陣が届いた妖精人形、「クリサリスコレクション」。
「なにこれ可愛い」と、知ったその勢いで2つのショップから購入してしまったのだけれど、昨日2つ目のお店からの箱が届き、とりあえずこれで購入欲は落ち着いた。なるほど、こういうお人形だったのねーと理解して、これからはのんびりゆるゆる新作チェックしたり好みな子を探していったりしようかなーと(飾る場所もないしね……)。
今回届いたのは、嬉しいことにどれも1体2000円。通常は4000円くらいすることが多いこのシリーズ、箱に不備があったり、羽が取れていたり(でも、「差し込み口の突起が折れて外れていた」くらいの破損なので接着剤ですぐ直せるレベル)だったけれど、「試しに実物を手にしてじっくり見てみたい」と思うだけだった私には充分なものなのだった。
こちらはちょっと珍しい感じの、東洋系のお姉さま「Forever in my Heart」。
りんどうのようなシルエットの赤い花(鯛釣草、というらしい)に腰掛けて斜め下に目線をやる、なんとも色気のある脚線美の妖精さん。
「水の妖精」のこの子は「Dawn's Early Dancer」。
蓮の葉の上に片足を乗せて軽やかに立ち、その手にも睡蓮の花。
睡蓮色のドレスを纏っていて、すましているような笑顔なような、絶妙の表情をしているのだった。うーん、かわいい……。
金髪碧眼の美少女は「Sunstar Princess」。
「父が太陽、母が星」の王女様なのだそう。星をちりばめたような王冠をかぶり、座る椅子は太陽の炎のような細工つき。
この子は微妙に目の焦点が合ってなくて、
「これがお安さの要因の一つかしら……」
と苦笑いしてしまいつつ、でも可愛いから気にしないことにする。
妖精さん写真は昨日の日中に一人ニヤニヤしながら撮影したもの。フォト蔵のアルバムにたっぷり突っ込んでおきました。ちと特殊なジャンルかなぁと思うけれど、興味持ってくださったら御覧ください~。
……で、ずらりと妖精さん並べて、友人と話していると色々気付くところもあるもので、
「……スタイル、全員ちゃんと違うのね~」
「ほんとだ!胸のサイズとか全員ちゃんと違う!」
こっちのお姉さんが一番グラマーだ、プリンセスはやっぱり少女って感じだよね……なんて、今日の我が家は「猫カフェ」兼「妖精カフェ」という感じ。
レタスのサラダ
若者のアイドルスパゲッティ
麦茶
がっつりランチに加えてケーキまで食べちゃって、一人暮らしだったら「夕飯はきゅうりでいいや、素きゅうり」なんて思うところだったけれど、家族がいるとそうもいかず。若者のアイドルスパゲッティ
麦茶
それでも、ちょっと簡単にパスタで済まさせてもらった。私の分は軽め軽めで、盛りつけは8:2くらいの差をつけて。
「若者のアイドル」というすごい名前のスパゲッティは、スパゲッティ屋さん「壁の穴」の名物料理。デパートなどに出店している方の「壁の穴」じゃなくて、新宿の京王モール街にある方の「穴祖・壁の穴チボリ」の方(両店、同じ「壁の穴」なのに別法人なの)のがいかにもな感じで好きだったのだけれど、2011年の夏に閉店してしまったのだった。
「そうか、なくなっちゃったか」
と、以来、新宿のその店には足を向けなくなったのだけれど、今は跡地に同じ母体で「カヴェノアーナ」ができているらしい。
ピッツァなどもメニューに載っているそうで、昔を知る者からすると「なんかちがう」という感じもするけれど、でも変わらずたらこスパゲティや「若者のアイドル」もメニューに載っているそうで、じゃあいつか行ってみようかな……なんて思っているのだった。
で、「若者のアイドル」。
輪切りにしたソーセージやピーマン。あとはベーコン、しめじ、椎茸、トマト、といった具材がごろごろと大きめにカットされ、味のベースは「白ワイン、昆布茶、醤油」。
醤油は「醤油味」というほどには入れず、風味づけ程度でよくて、「ちょぼ」くらいで良いはずだったのに、手が滑って「じょぼ」くらいになってしまったら、ちょっと目指した味とは違うものになってしまった。反省。
シンプルだけれど、こういうパスタを「ちゃんと美味しく作る」というのは、なかなかどうして難しい。