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自家製スコーン
クロテッドクリーム&ジャムいろいろ
ミルクティー
だんながせっかく絶品のクロテッドクリームをはるばるロンドンから持って帰ってきてくれた(今回も乳製品、カキンコキンに固く冷たいまま、自宅までやってきました。季節柄というのもあるけど、案外と大丈夫なもので)ので、今日の朝御飯はスコーン。クロテッドクリーム&ジャムいろいろ
ミルクティー
昨日、地元のパン屋やマーケットをあちこち見てきたのだけれど、これという美味しそうなスコーンを見つけることはできず、「だったら自分で焼くほうが美味しいのを食べられるな」と、今日は朝いちでスコーン作り。バターを指先で粉にせっせと「ラブイン」して、でも牛乳の量が微妙に多かったらしく、思っていたよりずいぶんゆるい生地になってしまった。
まぁこれでも良いかなぁと、外見はいまいちながら強行して焼き上げ、なんとか、味と食感はばっちりなスコーンのできあがり。食卓に、自家製のりんごジャムと、先日届いたラ・ベル・コンフィチュール・マサコさんの「りんごとバニラのジャム」、「ぶどう(キャンベル)のジャム」も並べて、あとはクロテッドクリームをどどんと出した。惜しみなくたっぷりつけつつ、本場イギリスのクロテッドクリームの味を満喫。
一言で言うと「味が濃い」という印象の、イギリスのクロテッドクリーム。純白ではなく、カスタード色に近い黄色みがかった色合いのクリームで、ぼってりと密度の高い感はあるのに綺麗に伸びる、口当たりも幸せなクリームなのだった。「日持ちしないしね!」と言いつつ、盛大にスコーンにつけつつ、もりもりと。
「からあげの新星」の
九州醤油からあげ弁当 \500
塩からあげ1個 \0
午前中は、1週間一緒に遊べなかった穴を埋めるかのように、だんなとモンハン(息子は朝食スルーで朝寝満喫)。九州醤油からあげ弁当 \500
塩からあげ1個 \0
そういえば今日は20日で、イオンの特売日じゃないですかー、と、日用品の買い出しついでに、イオンモールに先日オープンした九州唐揚げ屋さんの弁当を食べてきた。先日私が一人で来たときは、唐揚げ弁当の唐揚げ、5個入っていた(クーポン使ったおまけの1個が入って6個だった)記憶があるけど、今日は4個+おまけの1個で、「あれ?」と。前回の5個のが間違いだったのかなー。
それでも、500円でちゃんとボリュームのある、そしてちゃんと美味しい唐揚げ弁当が食べられるのは嬉しいこと。今日は特売目当てでイオンそのものが混雑していたこともあって、唐揚げを買うお客さんも次々と訪れていた。
ほんと、近いうち、夕飯作るやる気がない時に「唐揚げ1500円分買ってきてー」とか、やってしまいそう。
横浜「Cocktail Bar Nemanja」にて
ネマニャ忘年会 \6000
そして夕方、だんなと2人、横浜方面までお出かけしてきた。ネマニャ忘年会 \6000
だんなの友人(=数ヶ月前からボドゲ会仲間なので私も仲良し)が「興味あったら一緒にいかない?」と誘ってくれた、「Cocktail Bar Nemanja」の「ネマニャ忘年会」。友人がこのお店の常連さんで、だんなもこの友人と共に来たことがあるお店だそう。
小さなビルにある、こぢんまりとしたお店だけれど、バーテンダーの北條智之さんは日本のフレア・バーテンディングの第一人者、なんですって。「フレア・バーテンディング」とはボトルやシェーカーを空中に放り投げながらカクテルを作る、映画「カクテル」でトム・クルーズがやっていた、あれ。でも、今日の趣向は「稀少なジンを楽しんでね!」という「クラフトジン試飲会」というものだそうだ。
ジンって、ちゃんと飲んだことがなく、「ジンライムのジンだよね?あとマティーニとか……なんか、風味が強くてツーンとする辛口のお酒だよね」くらいの知識しかなく、でも面白そう、と私もご一緒させてもらったのだった。素敵な会に誘ってくれた友人に感謝感謝。
いつもはカウンター席になっているのだろうコーナーが、ドリンク注文カウンターになっていて、ずらりと「クラフトジン」の数々が並んでいた(今日の一番上の写真)。
6000円のチケットで食事込み、「5ポイント分」のドリンクをいただける。写真のお酒は全部1ポイント。他にも2ポイント、3ポイントでいただける、更に稀少なお酒が色々あって、1ポイントでいただけるソフトドリンクのリストも、尋常じゃなく美味しそうな品名が色々と並んでいた。
中には「バーテンが本気で作ったレモンハイ・緑茶ハイ」なんて文字もあって「気になる、これがすっごい気になる」と騒然とする私たち。
色々飲みつつ、テーブルまで運んでくれる料理の数々も堪能して(「軽食」かなと思ったけど、フルコースのたっぷり分量!すごかった!おいしかったぁぁぁぁ!)なんとも幸せだった3時間半。ジンって美味しいお酒だったんだなぁ……、と、新たな扉が開いてしまった。
フルーツたっぷりの、甘酸っぱい爽やかなサラダは、「ハルミチーズの地中海風サラダ」。
表面をさっと炙ったチーズが乗っていて、ビネガーがフルーツのものなのかな。とても風味が良くて美味しかった。
最初に貰ったジンは、
「ジンはあまり飲み慣れて無くて……えーとワインは樽の香りがするようなのが好みです」
と伝えて勧めてもらった「Hernö Juniper Cask Gin」。
ジンはジュニパーベリー(=ねずの実)で香りづけすることが多いのだけど、細くて加工には向かないそのジュニパーベリーの木で樽を作り、熟成させたのがこのジンなんですって。
なんとも素敵な樽の香りが漂って、味もまろやか。確かにジンだけど、私の知っているジンとは全然違ったお酒だった。とってもとっても良い香り。
温かい魚料理は、シチリアの郷土料理の「イワシのベッカフィーコ」。
ころりと可愛い器でやってきたマッシュルームのスープは、「クレム・チョルバ・オド・シャムピニォナ」。
ジンのアルコール度数は焼酎とほぼ同じで、それを常温ストレートでいただくからけっこう強い。でも、合間にこうしてスープなどをいただきつつ、だから、案外くいくい飲めてしまえそうで、危険だった。何しろ美味しいし。
2杯目は、ワイン(ソーテルヌ、と言われた記憶が)を添加したのだという面白いジン、「BODENSEE DRY GIN 21」。
柑橘の香りがふわりと漂って、ほんのりと甘さもある、飲みやすいジンだった。
……ていうか、これ、ジンと言われずに出されたら、何のお酒かわからないかも。カクテル?何かのリキュール?と思ってしまいそうなほど、「ジンぽくない、ジン」だった。
真のジン好きが好む方向ではないかもだけど、これも美味しかったなぁ……。
そして、メインディッシュは、1人1個どどーん!のサイズの「プニェネ・パプリケ」。
つまりはパプリカ版の「ピーマンの肉詰め」なのだけれど、肉厚のパプリカに肉汁たっぷりのソースが染みて、挽肉と共に野菜もたっぷり、優しい味で美味しかった。
帰宅してからちらりと調べたら、「セルビアの家庭料理と言えば、これ!」というくらい、メジャーな料理なのだそう。パプリカの口の部分を、厚切りトマトで蓋してあったのが「なるほどなぁ」と思ったのだった。
で、一見材料はシンプルそうで、「家でも作れるかな?」と思ったのだけど、でもなんだか知らない調味料が使われているような印象。
奥様が、「これを使うんですよ~」と教えてくださったのが、セルビアの調味料「VEGETA」。
パウダー状のコンソメに、ドライハーブ(というか野菜?)が色々入っている風なもの。
セルビアの他、近隣のクロアチアなどでも一般的に使われている、「これさえあれば」的な調味料みたい。
帰宅して調べたら、通販で買えるみたいだから、これ買って私もセルビア風のピーマンの肉詰め、作ってみようかなぁ。
で、3杯目のジンは「EDEN. MILL OAK GIN」。樽スキーさんとして「パッケージ買い」してみたのだけれど、これはなんというか「樽の風味うっすらついたジン」という風で、1杯目ほどの鮮烈さは無かった……かな。充分美味しかったのだけれど、他のジンがすごすぎた。
4杯目、最後のジンはモンキーちゃん、「Monkey 47 Schwarzwald Dry Gin Distiller's Cut 2015」。
チケットはあと2ポイント残ってたけど、その2ポイント使って良いものを飲んでみようかなと、「でしたらこれを!」とお店&友人双方から勧められて、いただいてみた。
使用されたボタニカルの数が47。知らずに飲んでしまったけれど、とっても稀少なジンだったみたいだ。複雑な香味が混ざり合って、でもとんがったところがない、とても素敵なジンだった。ああ、ジンって、美味しいお酒だったんだなぁ……と、しみじみ。
だんなはだんなで3ポイント使って飲める「Ginn&Ginnie」なんて飲んでいたりして。これもちらりと貰ったけど、美味しかったなぁ(「Ginn」という男性的なジンと、「Ginnie」という女性的なジンの2種類が1セットになっていて、私はGinnnieが好みだった)。
お酒の味もしっかり記憶できるくらいのほろ酔い加減で、最後はセルビアのクリスマスケーキ「Božićni kolač sa suvim voćem」。更に、小さなチーズケーキもやってきた。
あ、デザートの前に一口サイズの「グヤーシュ」(ハンガリーのシチュー)と「ネマニャ特製キーマカレー」(じんわりピリ辛味、超美味しかった)もいただいたのでした。本当に、お料理たっぷりだったなぁ。幸せ。
ナッツたっぷり、ドライフルーツたっぷりのケーキ、さすがにお腹がいっぱいで全部は食べきれず、小さな袋に入れてもらって半分は持ち帰りに。
ジン、今まで小瓶ですら、我が家に常備されていることはなかったのだけれど(ラムやブランデーは料理や菓子作りに使うこともあって、ちょこちょこ置いてある)、とびきり美味しいのを家に1本欲しいなと、心から思ってしまったのだった。お酒の世界は、ほんと、奥が深い。