2014年12月23日火曜日

クリスマスイブイブに肉福袋

「Delifrance」の
 チキンとほうれん草のクリーミーピロシキ
 チーズフランス
カフェオレ
息子は部活、だんなは友人と遊び……だそうで、クリスマスイブイブの休日は、日中、私一人。
 
一人でのんびりと、というわけにはいかず、今日は郵便局のATMに用があるし、買い物もしなきゃいけないし、でも午前中に届け物があるからそれ見てからじゃないと買い物リストが埋まらないし、と、「やることリスト」がたくさんの私。ケーキ受け取りに行かなきゃいけないし、あとあと100円ショップにも用事があるし。
 
家を早くに出る必要があった息子は先に食べさせて、私とだんなは少しゆっくりめの朝御飯。
 
昨日の夕方、「朝ごパンがないので買ってきてくださーい」とだんなにお願いしたところ、駅前の「Delifrance」でお総菜パンを見繕ってきてくれた。分けて食べる用のごわっと大きな「チーズフランス」と、私の分は「チキンとほうれん草のクリーミーピロシキ」。
 
「チキンとほうれん草」、そして「クリーミー」のあたりで「もはやそれはピロシキではないのでは?」と思ったのだけど、Wikipediaによると、ピロシキの具は多種多様で、魚肉やゆで卵、チーズやきのこを使ったり、ジャムや果物入りの甘いピロシキもアリなのだとか。
 
「でもでも、やっぱり"ピロシキ"と言われてしまうと、なんか違和感……」
と思いつつ囓った、温めたピロシキは、でもかなり美味しかった。方向としては「揚げグラタンパン」な感じ。鶏たっぷりほうれん草たっぷりで食べ応えがあった。
 
デリフランス、凝った具のお総菜パンが多い印象で、けっこう美味しい。駅の改札出たところにあるお店だから何かと便利で、他の店は「わざわざ買いに行く」感じの場所ばかりだから、重宝している。
 
さて、午前中に届いたのは、「ハイ食材室」の福袋、「THE店長プロデュースハッピーバッグ歳末スペシャル 超豪華山盛り8点ハッピーバッグ(福袋) 山盛り8点」、我が家での通称「肉福袋」。
 
他の種類のハッピーバッグの案内もあったのだけど、今年は年末合わせではなくクリスマス合わせで、これを買ってみたのだった。税&送料込みで18338円。「食材セット」としては値が張るけど、でもちょっとクリスマスにそこそこのレストランで食事したらこのくらいにはなるしなぁ、ということで。
 
届いたのは
 
  • 最高級フレッシュフォアグラ ド オア エキストラ
  • 生後6ヶ月程度の仔牛ヒレ肉冷蔵輸入品
  • フランス直送 フレッシュ マグレドカナール
  • ガーベルさんのスモークチキン丸ごと1羽
  • ガーベルさんのクロイターシンケン
  • ピエールオテイザ氏が作るバスク豚"キントア"のサラミ ソシソン アルデュード
  • MOFチーズ熟成士「エルヴェ・モンス熟成チーズ」セット(コンテ18ヶ月・フロムダンベール・ラクレット)
  • 生産地No.2312 パルミジャーノ・レッジャーノ24ヶ月熟成
 
という感じ。
 
冷凍ではなく冷蔵便で、「超高級食材」とアナウンスされていたから、「まぁ、フレッシュフォアグラは入るだろうなー」とは思っていたけど、これはなかなか良い組み合わせ。
 
フォアグラの他の生肉は鴨と仔牛だけで、あとはスモークチキンとハム、サラミ。予想外で嬉しかったのは熟成士のチーズセット。ごろりと大きなパルミジャーノは「今年2月のパリの国際見本市で運命的出会いをした逸品の先行公開」なんですって。
 
サラダの具材に使うのも良さそうな品あれこれで、フォアグラと仔牛、フォアグラと鴨という組み合わせでの調理もできるような組み合わせになっていて、これは嬉しいな、と。
 
「じゃあ今夜は牛とフォアグラかなー……ロッシーニ風でいただく、とか」
あとサラダ野菜も買ってこよう、と早速お買い物に。
チーズ(コンテ・フロムダンベール)
クロイターシンケンとパルミジャーノ、自家製クルトン乗せサラダ
仔牛のロースト ロッシーニ風
菜の花のソテー&マッシュドポテト
スープ(キャンベルのクリームオブチキン)
羽釜御飯
赤ワイン(ERMITA DE SAN LORENZO 1996)
 
「Dolcia」のモンブラン
カフェオレ
食材あれこれ届いたところだけど、息子、今日の夜から数日間の旅行。なにもクリスマスど真ん中に、と思わないでもないけど、この日程が一番集まりやすかったそうで、地方の友人宅に泊まる予定で往復は夜行バス使用の強行軍。若いって良いわねー……と、こちらはこちらでのんびりやらせてもらう予定。
 
今日の夜は家族で食べられるということで、「おうちクリスマスディナー」は今日が本番と、色々揃えてみた。予約していたケーキの受け取りも今日で。
 
というわけで、慌ただしく盛りつけたからどうも見た目がいまいちになってしまったけれど、仔牛とフォアグラの夕御飯。
 
筒状に細長い牛肉は全面をスキレットで炙ってから数十分落ち着かせ、もう一度炙ってからスライス。
 
その上に小麦粉をはたいてソテーしたフォアグラ。フォアグラの溶けた脂にバルサミコ酢とはちみつを加えて軽く煮詰めた定番のソースを添えた。
 
添えたのは蒸し焼きにした菜の花にオリーブ油かけて塩胡椒したものと、生クリーム入りのマッシュドポテト。
 
熟成士のチーズもスライスして、レタスのサラダは届いたハムとパルミジャーノを散らし、自家製クルトンも乗せて。
 
夕食前に帰って来ただんなは「昼から友達と一升瓶空けてきたー」だそうで、さほど空腹でも美味しいワインを飲みたい気分でも無さそうだったのが残念ではあったけど、昼もろくに食べずに一日動き回っていた私自身にはたいそうな御馳走。息子も「帰って来たらフォアグラもう無いかもなの?じゃあたくさん食べる!」とお代わりして食べてくれた。
 
ワインは1996年もののスペインの熟成赤ワイン。日本酒の古酒とはまた違った、枯れ草のような、プーアル茶のような、ワイン特有の「枯れた感じ」が面白い、美味しいワインだった。残ってるからまた明後日あたり飲む感じかなー。
 
肉の美味しさもさることながら、今回、びっくりしたのはハムやチーズの美味しさ。パルミジャーノもミルクの風味が濃厚で「あれ?いつも買ってるようなのと全然違う!」とびっくりしたのだけど、熟成士チーズはさすがの美味しさ。
 
今日切ってみたコンテもフロムダンベールも、高級レストランで口にしたそれよりも数段美味しいものだった。料理の腕はとてもとても及ばないけど、こんな美味しい食材があれば家でも「そのへんのレストランには負けない夕食」が用意できるわけで、これは楽しいし、面白い。
 
8時過ぎには家を出たいという息子の予定もあって、ささっと食後に出したケーキは「Dolcia」の名物ケーキ「モンブラン」。
 
津田沼の駅近くに支店があって、本店は市川市。稲毛では買えないお店だったから、「あ、モンブラン、久しぶりに食べたいなぁ」とクリスマスバージョンのホールタイプを買ってみることにした。
 
そう多くの支店がないお店だから、こういう店なら冷凍ケーキでは無いかなぁという期待もあった……んだけど、残念ながら、全力で「冷凍ケーキ」。店側の解凍のタイミングが遅かったのか、夕方受け取って家の冷蔵庫に4時間くらい入れた状態だったのに、ナイフを入れたら「ジャリッ」と言った。うう、しょんぼり。
 
多分、クリスマスじゃないタイミングに、カットされた1個売りのモンブラン買った方が、これは美味しかったと思う。せめてねぇ、「ジャリッ」と言わなかったら、こちらはわからなかったと思うんだけど。
 
明日は料理のプロの友人お手製のケーキと豚味噌鍋でパーティー!