2019年5月1日水曜日

車で秋田

やっと本場で食べられた横手焼きそばだった……のだけど。
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
那須高原SAにて
 那須の三元豚 豚小丼ざるそばセット \830
今日からは数日間、秋田の母のところに。
今年は車で行ってみようじゃないかということで、朝5時に出て600km超のドライブをすることに。
 
GWも半ばということで道もさほど混んでおらず、朝7時頃には那須高原SAに到着。
目当ての一つに、ここで売られている「御用邸チーズケーキ」があったので(ちょうど元号も令和になったことだしね!)それを買いがてら、フードコートで朝食にした。
 
私はお蕎麦屋さんの「那須の三元豚 豚小丼ざるそばセット」。カウンターで揚げ玉入れ放題。
 
甘じょっぱいちょっと厚切りの豚肉のミニ丼と、揚げ玉入りざるそばで、おなかいっぱい。
 
さてあと400kmちょっとー。
横手「食い道楽本店」にて
 特製ホルモンやきそば \600
横手IC到着がちょうどお昼頃。
 
せっかくだからご当地B級グルメの横手焼きそばを食べに行ってみる?と、インターからほど近いところにあった「食い道楽」というお店を目指してみたところ、店頭には15人ほどの行列が。
 
まあ焼きそばだし、この期間はお昼の居酒屋メニュー提供は止めて焼きそばだけにしているらしいので、回転も早いでしょう……と思っていたら、並ぶのに30分ほどかかったし、席についてからも15分以上かかったしで、結局1時間ほどかかったお昼ご飯に。
 
そして、残念ながら、思ったほどには美味しくなかった。
なんだかべちゃべちゃしていて、薄味で、選んだ「ホルモンやきそば」のホルモンも作り置きで冷めきったゴムみたいな食感の、うううーん……?という感じのもので。
値段が600円というのは割と良心的ではあったけど。
 
冷蔵インスタント麺の横手焼きそばは何度か買って家で食べた事があるけれど、そっちの方が普通に美味しいなーと思ったのだった。
 
このお店、「横手やきそば四天王決定戦」で何度も受賞しているそうだから、GWはたまたま美味しくないタイミングだったのかしら。
だとしたらちょっと残念。
 
残念だったのはその後もで、「新政を扱ってる酒屋があるらしいよ」と寄ってみた酒屋が、なんだか"見せ餌"ばかりが派手な店で。
 
店内には稀少な新政の酒がこれでもかと並んでいたけど、全部空き瓶(店内スペース、陳列されてる8割以上が空き瓶といった感じ)。
そんな空き瓶をこれ見よがしに並べとくなら、常温で扱える類の酒や、酒の肴とか並べておいてくれる方が、ずっと嬉しいのに。
 
そして、店内隅の冷蔵ケースにあからさまに新政詰めて「これは売り物ではありません」の貼り紙つきといういやらしさ。
 
更に更に、売り物が並ぶ冷蔵ケースには、目線の高さに「指紋をつけないで」「べたべた触らないで」というシールが貼られているという。
 
なんなの?ショールームなの?
秋田の美味しい日本酒を紹介して売ろうという気概は無いの??
 
実のところは気になるお酒もあったのだけど(not新政。ていうか一見さんが買える新政など1本も目に見えるところには無かった)、なんか、そんな雰囲気の「新政あるどー!売ってやるどー!」みたいな店にお金を落とす気持ちには到底なれなくて、何も買わずにお店を後にしたのだった。
 
地元の秋田で、そんな、"店側が"もったいぶった売り方してどうするんだろ。このお店の人が思うよりもずっと、都内のお店の方が、ずっとさりげなく、さらりと新政、売ってるし買うことができるよと伝えたい(でもここの店主とは話したいとも思わない)。
 
確かに稀少な類のもあるけれど、新政って、そこまでもったいぶって飲むお酒ではないし、蔵元もそういう扱いは望んでないと思うんだけどな。
 
いやあ、すっっっっっっごく感じの悪いお店でした。
いっそ清々しいほどに。
母宅にて
 御用邸チーズケーキ
 「空也」のもなか
 コーヒー・日本茶
かくして午後2時頃に無事に角館の母宅に到着。
 
一緒に住んでいた伯母はもう他界してしまったので、今は気儘な一人暮らし。もう家はすっかり、母好みの家にビルドアップされていた。
花が沢山、造花が沢山、布も沢山。
 
コーヒーやお茶を淹れてもらって持ち込んだ甘味を軽くつまんだ後(チーズケーキ、おいしかった……♪)、まだぎりぎり桜は咲いているかなと散歩しに行ってみた。
 
角館、武家屋敷は大変な賑わいでした。 あいにくの曇り空、ソメイヨシノはほぼ終わり、しだれ桜も見頃は終盤という様相だったけれど、ぽつぽつと綺麗な桜もあって。
 
幼い頃から幾度も来ている角館だけど、訪れるのはお盆と年末年始ばかりだったから、桜見頃の季節(ちょっと過ぎたとはいえ)に来るのはこれがほぼ初めて。
 
観光客の量が見たことないくらいの多さで、「あ、ここはやっぱり観光地なんだ」と改めて思った。
普段はこれといって特に何もない街なんだけどね……。
角館「平禄寿司」にて
 青森産ほたての茶碗蒸し
 旬の通好みセット
 牛炙りサーロイン寿司
 厚切り牛タン握り(塩)
 炙り〆さば握り
 地中海本まぐろ中トロ握り
 地中海本まぐろ大トロ握り
 あなご一貫握り
 上いくら軍艦
 上うに軍艦
 お茶
などなど
夕飯は手間無しでと、町内にある回転寿司屋「平禄寿司」に行ってみることに。
東北を中心に展開しているお店で、馬刺し寿司とか牛タン寿司みたいなちょっと変わったものもある……らしい。
 
混雑する前にと早めに向かってみたところ、レーンに流れる寿司はほとんどなくて、タッチパネルでぽちぽち注文していくスタイルに。それを目の当たりにして「あ、私、ここは一人で来られないわね」と、電子機器は苦手な母は早々にリタイアしていた。
 
地元に美味しい寿司屋が全然ないと母がぼやいていたから、一人で気軽に来られる店だったら良いなあという目論見もあったのだけど、これは(システム的に)難しかったねえという結論。
 
お寿司は上京してくれた時にこちらの銚子丸か、でなきゃ都内の回らないお寿司屋に美味しく行こうねということに。
 
「平禄寿司」にて、三貫握りセットとか、牛炙り寿司とか。 ぶっちゃけ、まあ、銚子丸の方が美味しいなーと思ったのだけれど、でも4人でたんまり食べて6000円弱というお値段の安さには驚いた。
 
大トロも中トロも食べたし、イクラやウニは"上"の文字がついている方をしっかり食べた。
 
写真は「旬の通好みセット」、トロかつお、厚切りかつおたたき、大切り真あじですって。
 
どれも思った以上にちゃんと美味しいし、写真の奥、「牛炙りサーロイン寿司」もなかなか楽しい味わい。
 
母が何度も「銚子丸が良いわー、行きたいわー」と言っていたから、じゃあ早く上京してきなよ、今なら津田沼で美味しい食パンも買えるしさ……と言いつつ帰宅。
 
そうして風呂上がりに、皆でビールを飲みました。
だんなちゃん、長時間の運転、おつかれさま。