2013年8月12日月曜日

琵琶湖畔で近江牛!

比叡山「ロテル・ド・比叡」内「ロワゾ・ブルー」にて
 朝食ブッフェ
昨夜は早々に寝てしまったこともあって、安定の5時起床。
 
シャワー浴びて、昨日の日記などのんびりつけた後、7時に朝食をいただきに館内レストランへ。昨夜のディナーと同じ「ロワゾ・ブルー」で、朝食ブッフェをいただいてきた。
 
サラダ色々に、ハム、コーンスープ、シリアル類、ヨーグルトと、フルーツはオレンジ、グレープフルーツ、パイナップル。ジュースはオレンジ、アップル、トマト、そして「紫の野菜ジュース」、コーヒー紅茶と牛乳。
 
それらがブッフェ式で、それとは別に、各自1皿ずつのスクランブルエッグと温野菜、ソーセージとベーコンの皿がやってくる。
 
パンもセルフではなく、各テーブルにバゲットと全粒粉テーブルロール、小さめサイズのパン・オ・ショコラとクロワッサンがやってきた。かなりたっぷりな分量のパン籠で、最初から「お持ち帰り用にお使いください」と紙袋までついてくる面白いサービスつき。
 
あとは卓上にバターとブルーベリージャム、蜂蜜。
全体的に、料理の種類がすごく豊富というわけではなかったものの、パンがすごく美味しくて、ソーセージやベーコンなども良いものばかりだった。
 
「まあ、お昼にまた豪遊するしね……」
パンを無理に食べるのはやめましょう、と、各自2個くらいずつもぐもぐ。コーヒー紅茶コーナーには部屋に持ち帰れるように紙コップの用意があるのもまた素晴らしかった。出発まで2時間ばかり、部屋でカフェオレなど飲みながらまったりと。
雄琴温泉「湯元館」にて
 近江牛会席プラン
琵琶湖に来たことがなかった私と息子。
せっかくだから琵琶湖を見ていきましょうかということで、ホテルをチェックアウトしてから琵琶湖畔側に降りる「坂本ケーブル」(日本最長、全長2025m、ですって)を使ってを使って下界へ。
 
やっぱり比叡山は涼しかったんだなーという感じ。ケーブルカーを降りた途端に汗が噴き出てきた。
 
で、ちらっと時間があったので日吉大社にお参りして、そこからタクシーで雄琴温泉へ。
 
「ねー。坂本ケーブル降りてすぐのところに"雄琴温泉"っていうのがあるんだねー」
日帰り温泉プランとかあるんだよ?と、旅程を立てていた時にだんなに伝えたら、「うーん、おごと温泉かぁ……」と歯切れの悪い返事。
 
なぜかと聞けば、そこは西日本最大級の歓楽街(ぶっちゃけ言えば風俗街)なのだそうだ。へええええ、ぜんっぜん、知らなかった。
 
まあ調べてみれば、そっち系のお店と普通の温泉宿はきっちりエリア分けされているみたいだし、日帰り温泉プランのある宿の案内を見ても清潔感があって良い感じだし、「まあ、大丈夫じゃない?」と。何より、「近江牛プラン」みたいなのがけっこうあって、「牛!近江牛!素敵!」と、食事の内容に心惹かれてしまったのだった。
 
で、ちょっと奮発して、予約したのが「湯元館」の「近江牛会席プラン」。
 
近江牛のステーキとしゃぶしゃぶがいただける昼食に、館内3つの大浴場が午後2時半まで使えるプラン。それとは別に50分2100円で利用可能な「貸切露天風呂」もあるそうで、これいいなぁと貸切風呂の予約もしてみた。うっかりすっかり忘れていたけど、息子は思春期だったわけで(ほんとにまるっと失念してた)、「僕はいいからお父さんとお母さんの2人でどうぞー」と言われてしまったりして、久しぶりにだんなと2人でお風呂満喫(その間息子は大浴場)。
 
日吉大社をうろうろしていたら若干到着が遅れてしまったので、さっそく昼御飯を出してもらって、その後2時間ばかり、お風呂を満喫してきた。ここは無色透明のアルカリ性単純温泉で、とろりとしたちょっとぬめりのある感触の湯。俗に言う「美人の湯」というやつらしい。
 
で、なかなか値の張るプランだっただけあって、昼御飯も圧巻だった。
 
食前酒 ゆず酒(近江米100%使用日本酒)
旬の味覚  そうめん南瓜の雲丹風味 木の芽 海老煮凍り 喰い出し
造り  鯛へぎ造り、かんぱち、まぐろ角造り
小鉢  認定近江牛の時雨煮
煮物  豚角とじゃが芋のとろとろ煮
焼物  認定近江牛ステーキを 自家製醤油垂れと岩塩で
地の名産  認定近江牛しゃぶしゃぶを 当館特製ポン酢、胡麻垂れで
サラダ  野菜サラダを だいだいドレッシングで
御飯  近江米こしひかり使用
止碗 赤出し
お漬物 二種
デザート かぼす風味のジュレ
 
といった感じ。ステーキもしゃぶしゃぶもお肉たっぷりで、どちらもとろけるような舌触り。
「やばい!美味しい!」
「うっわー……すっごい美味しいねぇ……」
と、家族揃ってうっとりしながらいただいた。
 
和食には珍しくお肉がメインだったということもあってか、息子は魚介系も野菜も、何一つ残すことなく、漬物まで全て完食。昨日のフレンチフルコースも旨い旨いと全て平らげていて、頼もしいというか、いよいよ恐ろしい(食欲の)領域に息子が突入してしまったんだなという恐怖を感じるというか、ちょっと複雑な気持ちのお母さん。
 
温泉ホテルを堪能後は、宿からすぐの港から出る貸し切り高速船に乗って、琵琶湖遊覧。琵琶湖の南西の雄琴温泉港から琵琶湖大橋をくぐって戻るだけの、琵琶湖の端の端をちらっと船で移動しただけだけど、それでも「でっかい湖だなぁ」という感想。琵琶湖大橋は1.4kmほど、東西幅が一番狭いあたりを繋ぐ、琵琶湖を車で横断できる唯一の橋なんですって。
 
うー。それにしても今日は暑い。「今日も暑い」って、言うべき?
大阪萱島「日本酒のめるとこ」にて
 ポテトサラダ \150
 鶏のから和えねぎソースがけ大 \500
 芳寿豚 お刺身 \400
 芳寿豚 一枚ロースカツ \1000
 芳寿豚 たたき \400
 メバチマグロ刺身
 サバのへしこ \350
 山うに豆腐 \300
 和風クリームチーズ \250
 日本酒(長野 尾澤酒造 十九 大吟醸)
 日本酒(広島 今田酒造 富久長 白美 活性純米吟醸生酒)
 日本酒(Jのハイボール)
 日本酒(秋田 舞鶴酒造 田从 特別純米 18BY無濾過生詰)
 日本酒(島根 桑原酒場 扶桑鶴 21BY雄町 純米吟醸原酒)
 日本酒(大阪 山野酒蔵 富楼那 純米大吟醸 袋吊り雫酒)
琵琶湖から引き上げた後は、大阪のおうちへ移動。
 
途中、だんなの最大のお気に入りのお店、日本酒メインの立ち飲み居酒屋「日本酒のめるとこ」に寄って、軽めの夕御飯にした。
 
美味しいお酒がたんまり揃っているうえにお値段お手頃、酒の肴も美味しいもの揃いらしい。
 
「えー……でも、立ち飲みなんだよね?椅子席は全然ないんだよね?」
「でも、案外立ってられるもんだよ。俺、終電までだらだら飲んでたことある」
だそうで、実際、そこそこ疲れていたはずだけれど、テーブル席や壁に寄っかかりながら1時間半ばかりかけてあれこれ飲み食い。立ち飲みでもほとんど気にならなかったし、お酒も食べ物も、なんでもすごく美味しかった。
 
お酒はハイボール以外は冷やのお銚子でいただいて(扶桑鶴だけお燗で)、だんなと2人でぐいぐいと。「今日はお酒、飲み過ぎないようにしようね」と言っていたのにあっという間に5合+ハイボール分が一気に消えた。ほんと、どのお酒も美味しかった。特に最初と最後の大吟醸、良かったなぁ……。
 
ちなみに「Jのハイボール」のJとは、ホワイトオーク樽貯蔵21度の日本酒なんですって。樽の香りがしっかり漂う、まるでウィスキーのような風味の日本酒で、これが確かにハイボールにするととてもよく似合う。度数少なめだからぐいぐい飲めるのも楽しい。
 
生食できる「芳寿豚」という豚の刺身やたたき、この店では超高級メニューになるその豚のロースカツなどをいただきつつ(カツは息子のリクエスト)、面白かったのは「このへん、旨いよ」とだんなに勧められて注文した「サバのへしこ」(サバのぬか漬け。かなりしょっぱい。でも旨い)、「山うに豆腐」(豆腐の味噌漬け。チーズのような食感で、"豆腐よう"にちらっと似てる)、「和風クリームチーズ」(角切りクリームチーズにおかかと揉み海苔と刻み万能葱かけて、醤油垂らして食べる)あたり。
 
特に和風クリームチーズと山うに豆腐は、家で再現してしまいそう。山うに豆腐はさすがに難しい……かなぁ。
 
夕方 5時台に飲み始めたので、だんなの家に帰っても、まだ8時になるかならないかというところ。でも疲れてしまって、家族皆9時には撃沈したのだった。休みの間はやたら早寝方向にシフトしがちな私たち。