2022年8月16日火曜日

あやうく夕食難民に

「The Westin Resort Guam」内「Taste」にて
 朝食ブッフェ $0
今日は朝4時に起きて、精力的にお洗濯。
 
ウェスティンにしては珍しく(?)館内にランドリールームがあるらしい事は事前に調べてあった。
 
……けど、一般的には洗濯で2ドル、乾燥で更に2ドルって感じにメニューが分けられるものだと思っていたのだけど、並んでるマシンは軒並洗濯から乾燥まで全部込み込みのものばかり。
 
モードだけ、HOT、WARM、DELICATEといった感じになっていたから、シャツ類はあまり乾燥までかけたくないなと、下着小物等々諸共DELICATEで洗って、わちゃわちゃと部屋で干すことになった。まあ、水着も半日で乾くくらいに乾燥しているからなんとかなるでしょということで(結果的にはなんとかなった)。
 
久しぶりにホテルのカウンターで「ロールオブクォーターをくれ」と告げて入手した40枚の25セントコイン(←ランドリーはあるあるな感じに25セント硬貨でしか払えない)。
 
数年前から「America the Beautiful Quarters Program」なるプログラムを展開中で、見慣れない柄のコインがざくざく入っていた。面白い柄のは選り分けてしっかりお土産に。
 
朝食は、チェックイン時にくじ引き(?)で引き当てた無料朝食券を使ってブッフェ朝食を。
 
白飯に味噌汁、キムチまでそっと用意されている、まあまああるあるな感じの朝食は、卵料理はその場で焼いてくれるスタイル。
 
たっぷりめの生野菜にハムにスモークサーモン、デニッシュ少し。チャモロソーセージは案外しっかりと辛く、ミートローフみたいな見た目の巨大な塊から切り出したスライスハムが美味しかった。
 
焼き置きのワッフル、パンケーキ、フレンチトーストの類は、まあこんな感じかな……という。
 
中華風なようでちょっと味わいが違ったお粥があって、そしてトッピングも刻み葱、茹で卵、にんにくチップという中華粥らしからぬ組み合わせ。 「なんか、中華と違う……むしろインドネシアっぽい……」と思っていたところ、これはフィリピンスタイルのお粥の"アロスカルド"というものだったよう。
 
チキンスープベースの粥で、にんにくチップを添えるのが定番みたい。これ、塩気もしっかりめで美味しかった。
 
フルーツは緑肉と赤肉のメロン、パイナップルとシンプルだったけれど、その脇にコンポートが3種類、八角風味のパイナップルとシナモン風味のピーチ、洋梨があったのがとても素敵だった。ヨーグルトに添えるととても良い感じ。
 
ホテル内には"U.S. Navy"のロゴ入り迷彩服の軍人さんたちもけっこう多く逗留していて、そして一般のお客さんはと言えば日本人より圧倒的に韓国人が多い感じ。
 
今日は朝食後に、徒歩圏内のショッピングモール内にある無料検査場へPCR検査を受けに行ったのだけど、そこに集まる人達も9割方が韓国人(日本人はPCR検査、韓国人は抗原検査ということで並ぶ列が違うのですぐ解る)だった。
 
人種差別は良くないと知りつつ、プールやビーチでぎゃあぎゃあ大騒ぎしがち(子供のみならず、若いカップルやグループ客もすっごいうるさい……)な人たちの発する言語はハングルばかり……。
ホテルの部屋で
 「ABC Store」の
     スパムおにぎり
カップラーメン
Beer(Big Wave Golden Ale)
今日は最高に良い天気で海遊び日和。
 
昨日の午前中は干潮だったようで、今日のビーチはそこそこ深さもあって、そして魚もちらちらと見る事ができた。
 
体長20cmほどの白っぽい魚、「美味しそうな体型だな」と思ったらカスミアジというアジの仲間の幼魚だったみたい。カワハギっぽい見た目のカラフルなのはムラサメモンガラ(見た目通りにカワハギの仲間らしい)。
 
ああ魚いたんだーと感慨深く思っていたら、ビーチでカヤックレンタルなどをしているお店の人が話しかけてきて、沖では普通にウミガメと会えますよ、と。
 
スタッフついて沖までカヤックで連れてってくれて、シュノーケリングするツアーが1人$45、写真色々撮ってくれてデータでくれるのがオプション$10。
 
今日はあんまりに良い天気だったから、申し込んでみた。
 
今回の旅行、島内巡りとかシュノーケリングツアー云々的なものには何も申し込んでいなかった(ひたすらのんびり過ごすつもりだった)けれど、そも、その手のツアーはほとんど再開していないのだそう。
 
雨期でこれだけ穏やかな日が続くのは珍しいですよと言われたこともあり、いそいそとカヤック乗って沖に繰り出してみた。案内役は現地の色黒イケメン、オースティンくん。
 
鼻呼吸しがちで水中眼鏡の中にしょっちゅう海水を入れてしまう私は、シュノーケリングはできない人なんだわそういう体質なんだわなどと思っていたのだけど、今日借りた日本製のシュノーケリンググッズは実に優秀で(TUSAというメーカーのものだった)、鼻呼吸しそうになっても全く水が入って来なくて。
 
海岸から200mほどの沖合に出れば見事な珊瑚礁で、水族館で見るそのままな光景のお魚天国。20種類以上くらいの魚は目にすることができたと思う。アオブダイみたいな綺麗な青色の魚もいたし、チョウチョウウオの類も何種類も。カクレクマノミもいたし、そしてめでたくウミガメも見ることができた(えらいスピードで泳ぎ去ってしまったけれども)。
 
溺れないようにと救命胴衣をつけていたから素潜りまではできなかったけど、シュノーケリングに慣れたら素潜りもできるようになるのかなー。
とにかく、とんでもなく透明度が高くて、水深10mくらいの場所も泳いでいたと思うけど、それでも海底まで綺麗に水が澄んで見えて。
 
んで、午後にも水遊びするつもりで、今日のお昼は部屋で適当にカップ麺と、だんながホテル向かいのABC Storeで買ってきてくれたスパムむすびを半分こ、あとビール。
 
5泊もしていたら絶対途中で"なんかもう今日はどうでも良いお昼を食べよう"という日が来るだろうからと持ってきたカップ麺、"そうそうこれこれ"という風な美味しさだった。もっと"そうそうこれこれ"だったのが、玉子焼き入りのスパムむすびだったりしたわけだけど。
 
そんな昼食をささっと済ませた後はまた水遊び。
 
ホテルや街中で軍人の姿を見かけるの同様、頭上にはかなり頻繁(3機まとめて飛んできたりするけど、ならすと10分に1機ペースくらい……?)に戦闘機が飛んで行っていて、なんだか、すごいな……という感じ。
 
んで、「ちょっとは焼いて帰りたいし」と、毎回大惨事になる肩と首だけに日焼け止めを塗っていた結果、腕と足がなかなかの大惨事になった。太腿が真っ赤に焼けて、かなり痛々しい状態に……。
「Eat Street Grill」&「Beachin' Shrimp」にて
 Buffalo Chicken Wings $12.99
 Beachin' Shrimp $21.99
 Beer(Guam Island IPA) 2×$8.95
 Beer(Corona) 2×$6.25
そして火曜日の夜、夕飯難民になりかけていた私たち。
 
湾向こうに見えるホテル日航の中華料理店とかブッフェ料理店とかはどうですかねと調べてみたら、営業は水曜から日曜までとのこと。
 
一応と電話してみれば、「ホテル日航のレストランはディナータイム月火全て閉まっています」という無情な言葉。ウェスティンのイタリアンも評判良いらしいのに、これも休業中。そんな感じに、ホテルレストランでさえもあちらこちらが休業していたり規模縮小していたり。
 
月火に滞在している旅行客はどうすればいいのおおおお?と途方に暮れていたところで、「そうだ、海老屋があった」と思い出した。
 
グアム島内あちこちにある「Beachin' Shrimp」は海老料理専門店。
 
最寄りの店舗は、グループ店(?)の「Eat Street Grill」と繋がっていて、どちらの店の料理もいただけるようになっていた。
 
けど、テーブル担当のおばちゃんが最初は「Eat Street Grill」側のメニューしか出してくれなくて、私が「海老料理はもっと別のがあるはず!」と気付いて出してもらうまで「Beachin' Shrimp」側のメニューを出してくれなかったり、日替わりのビールは尋ねてねというメニューの記述に「このビールは何?」と聞いても「I don't know」の一言だったり、とんでもなく無愛想。
 
こういう時はもれなくチップを5セントとか1セントとかにするところなのに、レシートにはがっつりサービスチャージ10%が加算されているのが憎かった。ハワイもグアムも、そういう店(サービスチャージ自動加算)多いけども。残念。
 
そんな残念な接客ではあったものの、料理はすこぶる美味しかった。
 
「懐かしい!食べる!」と頼んだバッファローウィングは、正しき感じのすっぱ辛いソースの絡んだ揚げ鶏(手羽元を使うのがお約束)で、添えられる白いディップは、店によって青カビチーズ風味だったりもするけれど、ここのはマイルドなランチドレッシング。
 
なぜかセロリスティックが添えられるのもお約束で、それほどにはセロリスティックが好物ではないだんなの代わりに、私が一人でばりんぼりんいただいた。
 
そして期待のシグネチャーメニュー、店名まんまの「Beachin' Shrimp」は、
「Beachin' Shrimp is a secret recipe that is simmered for 10houres to create our unique spicy broth. Served with nine large prawns. Linguini fini pasta, and French bread for dipping !」
という品で。
 
10時間かけて作られるスパイシーな海老風味スープに大きな海老が9尾とリングイネが入っていますよ、というもの。ぽそもそ食感のフランスパン(ようでちょっと違う食感のパン)は、旅行者のブログによると食べ放題という記述も見たけど、メニューでも言葉でも「食べ放題よ」という言葉はなかった。
 
スープカレーのような見た目のスープに、ラーメンのごとく麺が沈んで、海老がごろごろ。ほんの少し辛さのあるスープは焦がしバジルの風味もして、なんだかこれ知ってる味がするなと思ったところ、だんな曰く、「これ、ガンボスープの味だ!」と。
 
確かに、あのガンボ(=オクラ)のとろみとかは皆無なわけだけど、味の方向がとってもとってもガンボスープ的。ニューオーリンズで「ケイジャン料理ですよ」って顔で出てきても全く違和感ない感じ。
 
ついラーメンみたいな感覚で啜りたくなっちゃうね言いながら、海老も麺も美味しくいただいた。しかし、視界に入るほぼ全てのテーブルにこの料理が供されていたけど、割と不思議な料理だと思うわ……スープスパゲッティって、あんまりメジャーな品ではないと思うし。
 
食後はバーだの何だのに繰り出すこともなく粛々とお部屋に帰って、なんだか飲み足りないねとJAL機内で貰ったおかきをつまみにビールを1瓶。
日本よりビールが安いとか、そんな事は全然無い(むしろ高い)けど、ハワイのビールが手軽に買えるのはちょっと嬉しい。