2012年6月24日日曜日

ホテル朝食&お台場和食

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
汐留 コンラッド東京内「GORDON RAMSAY」にて
 朝食ブッフェ
外泊するとたいてい早朝に目を覚ます私だけれど、母は私より更に早起き。
 
なにやらごそごそ活動し始める音がしたので目を覚ますと、案の定朝5時を過ぎたばかりの頃合いだった。結局私も起きて昨日の日記などつけているうちに6時頃息子も起床。なんだかお腹も空いてしまって(昨夜あれだけ食べたのに……!)、朝7時のレストランオープンを待ちかねるような感じでいそいそと朝食ブッフェのメインダイニング、ゴードン・ラムゼイに向かった。今回の宿泊プランは朝食つき。
 
「昨夜はセリーズ側のボックスシートだったから、今朝は眺めの良い席が嬉しいな」
と、窓際の席をリクエスト。ラムゼイはあいにく海側を向いているレストランではないのだけれど、高い天井、大きな窓の開放感がある太陽の明かりの下での朝食は気持ちの良いものだった。
 
コンラッド東京の朝御飯。美しいブッフェ台……♪ ここの朝食ブッフェは、温かいものはさほど種類がないものの、品揃えはとても豊富。
 
ジュースやハムの選択肢が多いと、それだけでわくわくさせられる。
 
で、温かい卵料理は別途メニューが渡されて、好みの1皿を選べる仕組み。できたてのものが、最初の皿を食べ終えたあたりでテーブルにやってくる。
 
選択できるのは好みの卵料理(オムレツやスクランブルエッグには好きな具を入れてもらえる)の他、ランチェロ風目玉焼き、シトラスフレンチトースト(ラズベリーソースかアップルコンポート添え)、ブルーベリーパンケーキ、プレーンパンケーキ、そして私の好物「エッグスベネディクト」。
 
私はベネディクト、母はフレンチトースト(ラズベリーソース)、息子はブルーベリーパンケーキと、それぞれ違うものを選択した。
 
コンラッド東京の朝御飯。野菜もたっぷり食べられます。豆サラダが良い感じ♪ 紅茶飲み飲み、最初にブッフェ台から持ってきた料理は野菜多めのコールドミートを中心に。
 
ベネディクトにイングリッシュマフィンも添えられてくるというのに、美味しそうだったパン・オ・ショコラとアップルパイまでもらってきてしまい、朝からちょっとアクセル踏みすぎた。
 
ブッフェ専門のレストランというわけではないのに、カウンターに並べられた料理は取りやすく、盛りつけもとても綺麗。
 
葉野菜ととうもろこしのソテー、豆のサラダとビーツ、そしてスティック野菜(きゅうり、人参、セロリ)。ドレッシングは3種類……だったかな?
並んでチーズ3種類(ブリー、グリュイエール、チェダー)とクラッカー、グリッシーニなどの固めのパン、ドライフルーツたくさんとシリアルとナッツ類色々。フルーツヨーグルトやプレーンヨーグルトの隣にはスムージー2種(苺と、メロン色のもの)と綺麗にグラスに盛られた「無脂肪乳ヨーグルトパフェ」。
 
更に生ハム、モルタデッラソーセージ、スモークサーモンなどのコールドミートと、その台の端には温泉卵とざるそばの用意もあった。
 
場所を移して温かい料理コーナーには、巨大な「ベイクドハム」が。隣には中華風粥もあるけど、珍しいことに「御飯と味噌汁、漬け物(あとキムチ?)」は用意がないのが面白かった。
 
夕食時にはカウンター席になっていたフロアの「島」の部分は、ドリンクコーナー。オレンジジュース、グレープフルーツジュース、アップルジュース、牛乳、といったスタンダードな品の他に、豆乳、プルーンジュース、パイナップルジュース、マンゴージュースの用意もあった。
 
そしてお店入り口付近の棚はパンとフルーツのコーナー。
 
食パン、ミニバゲットなどの他、菓子パン類も山ほど。私がもらったミニサイズのパン・オ・ショコラとアップルパイの他、バナナブレッドや(昨日食べた)イチジクのスコーン、マフィンやミニクロワッサン、更には「あんぱん」なんてものも。ワッフルもあった。フルーツはパイナップル、すいか、メロン、オレンジ、グレープフルーツ、チェリーと葡萄。
 
コンラッド東京の朝御飯。こちらはフレンチトースト。 フルーツや飲み物、ヨーグルトやサラダの品揃えが良いことで、母は大喜び。
 
「いいわよねぇ……良いホテルに泊まると、朝御飯がやっぱり最高よねぇ……♪」
 
と、「そうそう、こないだ泊まった恵比寿のホテル(=ウェスティン)の朝御飯も良かったわねぇ……」だそうで、私のチョイスは間違ってはいなかったらしい。
 
エッグスベネディクトは、イングリッシュマフィンの上にハムとソテーしたほうれん草が乗り、絶妙に黄身がとろとろのポーチドエッグが乗っている。オランデーズソースは卵の上からとろりとかかり、ソースが乾くくらいにオーブンに入れた風な仕上げをしてあった。
 
コンラッド東京の朝御飯。絶品だったブルーベリーパンケーキ。 オランデーズソースは、ちゃんと酸味も感じるものの良い具合にマイルドな味わいでとても好みなものだった。
 
黄身のとろんとろんをパンに絡めつつもぐもぐ。母と息子の皿からも一口ずつ味見させてもらった。
 
しっかり卵液が染みたフレンチトーストも美味しかったし、なにより息子のパンケーキは絶品。厚みがあってほわんふわんで、それは見事なツルリと綺麗な光沢のある焼き上がり。
 
ブルーベリーは生地に混ぜ込まれていて、ナイフで切った断面が綺麗なマーブル模様になっていた。あ、私もパンケーキもすれば良かったかな、と思ったくらい。

コンラッド東京の朝御飯。フルーツのカットの小技が素敵。 食後のフルーツとヨーグルトはこんな感じで。
 
スイカを食べたのは、もしかしたらこれが今シーズン初だったかも。甘くて美味しいスイカだった。
 
よくよく見ると、フルーツ全てが皮を少し残した「持ち手つきのカット」になっていることにびっくり。果汁で手がベタベタにならない心配り、こんなのを見たのは初めてだった。
台場 ホテル日航東京「さくら」にて
 四季の昼会席 高砂 \7350
     前菜
     お椀
     お造り
     揚物
     焼物
     食事
     水菓子
     抹茶・干菓子
 食前酒(三宝柑の果実酒)
 日本酒(〆張鶴 本醸造
 日本酒(久保田 得月)
アフタヌーンティーに、フレンチに、高級ホテルの朝食ブッフェ。今回も初日からエンジン全開な私たち(というか、母)なのだけれど、
「今日は……チェックアウトしたら銀座でも歩く?」
「僕は先に家帰ってるねー」
なんて話していたら
「ここまで来たらさ、お昼にお台場行ってー……こないだ行って美味しかった和食のお店に行きたいわ、ホテル日航の」
と母からの提案。
 
そうか、お昼は和食か、そうね昨夜はフレンチだったもんね……と苦笑いしつつ、「確かにホテルの前にゆりかもめの駅あるしね……お台場行くには便利か」と、お昼はお台場に遠征することに。
 
ホテル滞在は好きでも、町歩きと食べ歩きにはさして興味の無い息子とはチェックアウト後に別れて、母と2人でお台場に向かった。
 
日曜のお台場は、想像以上の大混雑。一応と予約を入れてから日本料理「さくら」に向かったのだけれど、ほどなく和食のコーナーは満席になり、予約を入れておいて本当に良かった~と思った次第。
 
美味しそうな松花堂会席もあったのだけれど、「やっぱり一品ずつ出てくるものが食べたいわよね」ということで、昼会席「高砂」をいただくことに。昼から日本酒2合も飲むわ、それ以前に食前酒もいただくわで、やっぱりノリノリな私たちなのだった。いや、でも、夕飯はもう粗食でいいです……きゅうりとか、そのへんでいいです……という感じにお腹いっぱいになった。
 
いただいたのはこんな感じ~。
【前菜】紫陽花とうふ
ホテル日航東京「さくら」にて、見目麗しい「紫陽花とうふ」 想像よりやや甘めの、季節の果実酒「三宝柑酒」をいただきつつ、前菜は「紫陽花とうふ」。
 
「特製のごま豆腐に道明寺粉を使いもちもちに仕上げました」とのことで、「紫陽花味の豆腐」というわけではなく、紫陽花色の胡麻豆腐なのだった。
 
葉とピンクの和紙を重ねて、しっかりめの味のだしをクラッシュゼリーにして添えてある。
 
独特のネチモチ食感が良い感じ。美味しかった♪
 
【お椀】水無月安平 白木耳 順才
「小豆や海老を使用した安平と自慢の出汁」と紹介されていた、見た目シンプルな椀。
 
おだしもちゃんと美味しくて、中にはこれまた今シーズン初の蓴菜(順才、の当て字も悪くない)。季節のものをいただけて嬉しい一皿。
 
「安平」(お店の説明では"あんぺい"、と発音してらした)とはなんぞや?と思ったのだけれど、見た目も食感も「しんじょ」のよう。「山芋などのつなぎを使わないはんぺんのようなもの」と帰宅後の検索結果で見つかった。いずれにせよ、魚のすり身を原料にしたしんじょ的なもの……という解釈で良かったみたい。
 
煮た小豆(甘くない)が入っていたのが新鮮だった。
 
【お造り】本鮪 真鯛 平政
「こだわりの天然本鮪と旬のお造り」は、その本マグロとマダイ、そしてヒラマサ。見た目も味もブリっぽい感じだったヒラマサ、やっぱり「ブリ属」の魚だったのであるらしい。「"ブリ30匹にヒラマサ1匹"と言われる、幻の魚」として珍重されたりもしたのだそうだ。昆布締めしてあるのかな、ムチッと弾力のあるヒラマサとマダイ。幸せ♪(それにつけても本マグロの美味しさよ……)
 
【揚物】丸茄子二色田楽
ホテル日航東京「さくら」にて、巨大な丸茄子! そして揚げ物は、びっくりするほど巨大な丸茄子!
 
枝豆とズワイガニを飾りに添え、添えた味噌は鉄火味噌と胡麻味噌の二種類の田楽だった。
 
私も母も茄子大好きだったので嬉しかったけど、でもかなり濃厚な味噌味だったのでお酒も進むし御飯まで恋しくなってくる感じ。立派な立派な丸茄子、他の味つけでも一緒に食べたかったなぁ……という気持ちが少し。
 
【焼物】伊佐木サラダ焼
ホテル日航東京「さくら」にて、ちょっと洋風な焼き物の皿。 焼物はちょっと変わった洋風の香りがする「脂ののった伊佐木でポテトサラダを包みました」なる「伊佐木サラダ焼」。
 
添えられたのはトマトベースのソース、優しい味のポテトサラダをくるりと巻いたイサキの切り身と、添えた葉野菜もチコリ、という塩梅。
 
イサキはすごく美味しかったけど、でもでも「ポテトサラダ」というのがなんだかちょっと拍子抜け、かなぁ……ポテトサラダは家庭料理であたりまえに口にするものだから、なんというかもうちょっと「外食しに来ましたよー!美味しいもの食べたいですよー!」という気分を充足させる感じが欲しかったかなぁ、みたいな。美味しかったのだけど。
 
【食事】とうもろこし御飯 香の物 赤出汁
そういえば、去年この店に来て「美味しかったねー」となったのは、全く同じこの季節だったらしい。「ほんのり甘いとうもろこしと醤油だしの炊き込みご飯」の、とうもろこし御飯を今年もいただくことになった。この御飯、すごく美味しい。何百回でも真似して作りたいくらい。
豆腐の入った赤だしと、香の物は3種類。
 
朝食もたらふく食べていた母、さすがにお腹いっぱいになってきたらしい。赤だしを「これ、あんた飲みなさい」と押しつけられた。えええええー(美味しいけど、でも私もそろそろ満腹……)。
 
【水菓子】冷やし善哉 わらび餅入り
食後の「季節の水菓子」は、冷やし善哉。白玉でなく、餅でもなく、わらび餅が1切れ浮かぶ上品なもの。粒あんの善哉もサラサラっと淡泊な味わい。
 
【抹茶・干菓子】
そして最後の最後にお抹茶と、葉っぱの形の新緑色のらくがんが。  
焼物がちょっと「あれ?」という感じの料理だったので、昨年ほどの感動はなかったのだけれど、でも母が「このお店、好き」というのもわかる気がする。大きな窓からはレインボーブリッジがよく見えて、開放感のあるお店の雰囲気も素敵。接客も心地よいし、手は込んでいるけれど肩肘はらずいただける料理の味も良い感じ。
 
食後は「銀座でお買い物しましょー!」とあちこち開催中のバーゲン覗きつつ、前回母に買って貰って息子が気に入った長袖ポロシャツ(エディー・バウアーの)の半袖版を買ったりとぷらぷら。デパ地下ももっとゆっくりみたかったけど、さすが日曜の銀座、大混雑で早々に退散した。
ベルキューブ(赤ワインセレクト)
レタスのサラダ
キッシュ3種
 (キッシュロレーヌ・生ハムときのこ・カルボナーラ)
「Johan」のエピ
ビール(サッポロ 日本の彩 PREMIUM 夏の香り)
「シリコンスチーマーでさー……野菜と豚薄切り肉でもチンして、ポン酢かけて食べるくらいで良くない~?」
とか言いつつ銀座三越の地下を歩いたのだけれど、美味しそうなキッシュのお店をみつけて
「あら、ここ美味しそう」
と母。
 
結局夕飯は、「キッシュをちらっとつまんで、あとはサラダとパンでもあればいいやー」という感じになった。しかし、Johanも大混雑。残念ながら息子好物のチョコブレッドは、整理券方式になっていて、発売直前に並んでも買えないようになってしまっていた。
 
昼食前に別れた息子は空腹だろうと、彼のためにはコロッケやメンチカツも少々買い足しておいて、キッシュもざくざく小さめに切り分けて息子が多めに口にできるように。
 
スタンダードなほうれん草入りの「キッシュロレーヌ」の他、母のリクエストで「生ハムときのこ」、そしていかにも息子が好きそうな「カルボナーラ」の3種類のキッシュは、それぞれ味わいが異なって面白い。カルボナーラは容赦なく「卵とチーズ」という感じになっていて、「甘いプリン」みたいな風だった。
 
私も3種類食べたのだけれど、「生ハムときのこ」が一番好みだったかも。刻んだマッシュルームが断面からも覗ける具沢山なキッシュだった。
 
春に大規模な模様替えをしてからの、母の初来訪。
「あっらー、綺麗になったじゃない、すごいじゃない、この棚どうしたの?あらー、ここもこんなんなっちゃって。へーえ」
良くなったわよー、ずいぶん綺麗になったわよーあんた器用よねー、家具並べるセンスとかも、あんたにはあるのねぇ~と、私の思っていた以上にお褒めの言葉をいただけた。
 
「あんた、IKEA行く用事ある?もうない?私、こっちにいる間にIKEAも行きたいのよねぇ~」
だそうで、私はIKEAの「199円の保存瓶」を買いたいと思っていたところだったので、それも近々ご一緒しましょ、ということに。
 
でも明日は一日学校だーPTAのご奉仕だーあーあーあー(がんばろ……)。