2012年6月17日日曜日

アメリカン朝食

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
バターミルクビスケット
ソーセージグレービー
スクランブルエッグ
カフェオレ
今日も朝からほんのり雨模様。でも午後には晴れて一気に蒸し暑くなるそうで。
 
昨夜はカレーライスで料理らしい料理もしなかったし、なんだか体を動かして「何か作りたい」気分になったので、ブランチがてらがっつりアメリカンな朝御飯を作りましょうかね、と思い立った。
 
バターミルクビスケットと、ソーセージグレービー。
アメリカ南部の家庭料理』を参考に作った朝御飯、目指すところはこんな感じとかこんな感じとかこんな感じの朝御飯。そりゃもう見事に、白~黄~茶のグラデーションの、南部アメリカの昔ながらの組み合わせ、という感じ。
 
「バターミルクビスケット」は、イギリスのスコーンに似た感じの(スコーンより油が多い口当たり、という印象がある…でもケンタのビスケは油っぽすぎ)パン的なもの。「ソーセージグレービー」は、白い、具なしのシチュー的なもの。先の「こんな感じ」の前2つのシチューっぽいのは「グリッツ(とうもろこし粥)」で、最後の1つの写真の白っぽいのがグレービー。
 
アメリカで最初に食べた時「なんじゃこりゃ?」と思ったのがグレービーの存在だった。塩気が強く、具はほとんどなくて、具が入っていたとしてもカップヌードルに入ってる「謎肉」みたいなかけらが入ってるだけで、変なの~……と思ったものだけど、そのうちあちこちのモーテルに泊まる機会が得られるようになると、「朝御飯にグレービー用意されていたよ!なんという御馳走!」などと思うようになってしまったのだから面白い。
 
ビスケットに使うバターミルクは、「バターミルクパウダー」も手元にあったのだけれど、液体の「代用バターミルク」(これも本に載っていた)を用意。水にスキムミルク溶かしてヨーグルト加えて、塩を少々。あ、なるほど……という感じの液体ができた。薄力粉にベーキングパウダー、ベーキングソーダを混ぜて、ショートニングを混ぜ混ぜ。バターミルクも混ぜたら、ささっとのばして丸型で抜いて焼くだけ……だけど、えらくゆるめの生地ができてしまって難儀した。
 
打ち粉を多めにふってもベタついてしまって、スパッと綺麗に丸く抜きたかったのもうまくいかず、グダグダなうちに理想よりも不格好なビスケットがようよう完成。なんとなくコツはわかったので、次回はも少し綺麗に焼ける……はずだ。多分。
 
ビスケット焼いている間に、今度はグレービー作り。作り置きの「バルクソーセージ」を炒めて、染み出た油はそのままフライパンに残して肉だけ別皿に除けておき、油に小麦粉混ぜて炒めたら牛乳加えてベシャメルソース作る要領で火を通す。ソーセージを戻し入れて数分とろんととろみがつくまで煮込めばできあがり。
 
これがなかなか、感動的に「あの味」になった。日本のレストランではまず出会うことがない(あまりに庶民フードすぎてアメリカ資本のホテルチェーンの朝食ブッフェに置かれる類のものでもないのだろう)あの味、こうやって作るものだったのね~、と目から鱗の気分だ。
 
アメリカで何度かこれを食べて「練った小麦粉を湯で延ばして塩ふった、みたいなもの」と私は書き記していたけれど、おおむね間違っていない感じだったことに苦笑い。アメリカの牛乳は低脂肪or無脂肪のものの方がメジャーだから、私が今日作ったものよりもあっさり味……というか「なんか油っこくはあるんだけど、乳脂肪の油っこさじゃないのよね」という味のものが多かったから、そう感じたのだと思う。ショートニング(かラードか)と小麦粉炒めて無脂肪乳加えて作りました、みたいな感じのが多かった。
 
あらやだ美味しい、懐かしい味になったなぁ~と私はうまうま食べたのだけれど(だんなが一緒に食卓囲めていたら、私同様喜んでくれたと確信する)、息子はちょっと怪訝な顔をして
「んー、美味しいか不味いかで言ったら"美味しい"んだけど……"普通に美味しい"、かな?」
と、いまいち釈然としない感想を口にしている。
 
「あ、"すごく美味しい"んじゃないんだ?」
と聞けば、
「いや、美味しいんだけど……他にもっと美味しいものがたくさんあるから、それに比べると、これは普通に美味しい……」
だそうで。
 
僕、アメリカで美味しかったのって、マッケンチーズとベニエばっかり記憶に残ってるんだよねぇ~……、だそうだ。
 
まぁ、グレービーって「超美味しい!」って思いながら食べるものとはちょっと違うと思うから、そんな感じでちょうど良いのかもしれない。
 
だんなが次に帰ってくるのは多分夏になってからの事で、真夏にビスケット焼いてグレービー煮るのもどうかと思いつつ、これは食べさせてあげないとなぁと思ったのだった。
スティックきゅうり
ポテトサラダ
トマトとツナのスープ
今日はカツカレー♪
福神漬・ラッキョウ
麦茶
息子は友達と遊びに行ったり、私も家でまったりしたりの、静かな日曜日。
 
仕込んだカレーも残りわずか、連日夕飯に出し続けるのもどうかと思って、
「カレーあるけど……今日はスパゲティにでもしようか?」
こう毎日だと飽きない?と息子に一応聞いてみたところ、
「飽きない!カレーウェルカム!」
……だそうで。
 
カレーがあると、他にさして用意すべき料理もなく、「手抜きでごめんね」というほのかな罪悪感を感じてしまったりもするのだけれど、今日は朝食にたいそう気合い入れたし、「まぁ、いっか」と今日もカレー。
 
冷蔵庫にお肉屋のとんかつが1枚残っていた(=運動会が開催されていたら、私の分のカツ丼弁当になる予定だった)ので、それを温めて今日は「カツカレー」。
 
弁当用に仕込んだポテトサラダも出して、昨日のスープの残りも出したら、あとやることと言ったら「きゅうりを切った」ことくらい。このうえなく簡単な夕御飯になってしまった。
 
カレー、息子と私の2人で食べるのにうっかりルウ1箱分(=カレー10皿分)仕込んでしまったのだけれど、これでめでたく残りはわずか。ぎりぎり1人分あるかな~くらいまで減ったので、夕食後に鰹だしとって、カレーうどん用のスープに仕込んでおいた。明日の朝御飯という気分じゃないから、火曜日の朝御飯になるのかな。