2012年7月10日火曜日

いちご酒作り。

「Johan」のチョコブレッド
「アンデルセン」のチェダーチーズ
スライスバナナのはちみつヨーグルトかけ
アイスカフェオレ
今日朝御飯は、息子大好きチョコブレッドと、「しょっぱいものも」とアンデルセンの「チェダーチーズ」。
 
角切りのチェダーチーズがごろごろ乗ったフランスパンのトーストは、すぐに焼けるし簡単だからと、もっぱらガスコンロの魚焼きグリルにお任せ中。こうして「第2のオーブン」的に快適に使い続けられるように、魚を焼いたりしたときは特に念入りに掃除しなくちゃなぁと密かに決意している。
 
で、バナナブレッド用にと買ってきたバナナが良い熟れ具合になってきたので、確認も兼ねて1本スライスしてみた。ヨーグルトかけて、今日は練乳ではなくはちみつ少量垂らしてバナナヨーグルト。
 
バナナは、その味は嫌いではないのだけれど、むやみにお腹が膨れてしまう印象があるのであまり前向きに買うことはない果物。息子も私同様「嫌いじゃないけど、すんげぇ好きって感じでもない」だそうで、息子の嗜好をふまえてもやっぱり購入頻度は少なくなってしまうみたい。
 
バナナミルクとか、バナナブレッドとか、あとあとバナナクリームパイあたりはかなり上位に食い込む「好きな食べ物」なのに、扱いが悪くてバナナよ申し訳ない……と思いながら食べたバナナ、久しぶりに買ったわけだけど、しっかり完熟でたいそう美味しかった。バナナブレッド、今日明日には焼くことができそうだ。
 
今日は「火曜市」でスーパーイオンにお買い物。
 
先日仕込んだ果実酒のうち、コーヒー酒が1ヶ月経って飲めるようになったのでweckのキャニスターから豆取り除きついでにIKEAの機栓瓶に詰め替えた。そうするとキャニスターが1個空くわけで、
「別のお酒が仕込めるかなー♪」
と果物売り場を物色。
 
あんず酒やスモモ酒はどうだろうと、初夏のこの時期ならではの果物を探していたら、秋田県産の苺がそこそこのお手頃価格で並んでいた。「これだ!」と、新たな仕込みは「いちご酒」。今シーズンはもう仕込めないと思っていたよー嬉しいよー。
 
色々な本やらサイトやら参考にしつつ、でも最後は適当な感じで、苺とレモン、氷砂糖をホワイトリカーで漬け込んだ。ウォッカを使っても美味しくできるみたいだけど、初回だしと様子を見るためにも他の果実酒と足並み揃えてホワイトリカーで。
 
果実酒を作っていて思い出すのは大学時代の文化祭。
 
毎年の恒例で山岳部が果実酒を仕込んでいて、その瓶が文化祭で披露されていたのだった。売ってはいなかったけれど、ちらっと「味見」くらいはさせてくれた記憶がぼんやりと残っている。「こんなものまで!?」的なものまでお酒になっていて(ナッツ系とか…地元スーパーではまず見かけない「こけもも」とか)、並ぶ瓶が壮観だった。果実酒を仕込む時は、なんとなく、それを思い出しながら作業しているものだから……瓶が増えていく、といった次第(以上、最近増え続ける瓶やらキャニスターやらに対する言い訳)。
 
こんなに色々作り込んで、私は今年の冬に冬眠でもするつもりなのか。
冷やし茶碗蒸し(既製品)
茄子の揚げ煮
ローストビーフと香り野菜の塩ぽんサラダ
夏野菜のスープ
羽釜御飯
シャンディ・ガフ
昨日麻布十番で買ってきた美味しそうなローストビーフ。量はちょびっとだけれど今日の夕飯のおかずにすることにした。
 
野菜も色々食べようと、参考にしたのは少し前の『ELLE a table』に載っていた「冷しゃぶと香り野菜の塩ぽんサラダ」。枝元なほみさんのレシピだ。
 
レシピ本は、元からその著者のシェフや料理研究家のセンスが好きで「作者買い」をすることが多いけれど、料理雑誌には色々な方のレシピが掲載されているので書籍とは違う新鮮な気持ちで見ることができる。
 
「相性」としか言いようがないけれど、「人気のお店」「人気のシェフ」とされる方のレシピでも、「この人のこの食材の組み合わせ方はどうにも私は苦手だわ」などと感じる事が時々あるし、逆に「お店に行って食べたこともないけれど、この人のレシピはなんだかしっくり来る。好きな感じ」ということもある。
 
枝元なほみさんのレシピは、「とても好きな感じ」。雑誌を眺めていて、「わかる、わかるよ、それって絶対美味しいよね!」と感じるレシピの提供者欄を確認するとこの方の名前であることが多かったりするのだった。
 
本当はしゃぶしゃぶ肉を使って作るしゃぶしゃぶサラダだったのだけれど、トッピングをローストビーフに変えて、野菜の部分を参考に。
 
薄切りの茄子と刻んだ水菜、パプリカ、青じそと茗荷を混ぜる和風な組み合わせで、そこに自家製の「塩ポン酢」をかける。塩ポン酢は鰹だしに塩と昆布茶、味醂、酢とレモン汁を加えて作る。油っ気がないシャバシャバしたタレで、かなりさっぱりした味わい。豚しゃぶにはたれを絡めても似合いそうだったけれどローストビーフにはどうかしら……と、和えるのは野菜だけにしておいた。
 
盛った野菜の上にローストビーフ並べて、炒り胡麻とついでにローストテッドオニオンも少し散らしてできあがり。
 
あとはどうしても茄子が食べたくて、「茄子の揚げ煮」もたんまり作った。輪切りの茄子を次々揚げて、醤油と味醂と砂糖、酢、香辣脆、刻み葱と刻み生姜と刻みにんにく混ぜた中にどぼんどぼんと漬けていく。ちょっと辛いくらいの方が私は好き。適度な甘さも大切だけど、酢の存在感も大事。
 
後年、メディアへの露出が激しくなってからはあまり好きな感じではなくなってしまったけれど、栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』に載っていたこのレシピは本当に素晴らしくて、もう10年以上も毎年作り続けている。
 
そして飲み物は、自家製生姜シロップを使っての「シャンディ・ガフ」。
 
だんなも大阪で生姜シロップを作ったのだそうで、
「これでシャンディ・ガフすると超旨いよ、"第3のビール"で充分だよ」
とのこと。
 
確かに、プレミアムモルツやらヱビスやらをシャンディ・ガフにすることはないよなぁ……と、わざわざそのために"第3のビール"を買ってきてみた。本当はビールとジンジャーエールで作るこのカクテル、ジンジャーエールを使うと水っぽくなってしまうわけだけど、生姜シロップをビール(orビール風飲料)に加える方法なら水っぽくならず旨味が凝縮した感じになる。
 
「おお、これは確かに旨いかも!」
甘さの調節も好みでできるし、チューハイにあるようなわざとらしい香料臭さもなく、期待していた以上にこれは美味しかった。風呂上がりにさらっと飲めるようにと、135ml缶の6缶セットを買ってきたのだけれど、350mlサイズもやっぱり買わないといかんかも。
 
どうやら、今年の手作り生姜シロップは全部シャンディ・ガフに化けてしまいそうな予感がして、新生姜が店頭に並ぶうちにもう一度買ってこないとダメかなぁ、などと思うのだった。すごーく簡単にやるなら、「生姜リキュール」が手元にあるから、発泡酒+生姜リキュール+シロップ少量でも、それっぽいのができるかな?
 
スーパーで特売だった既製品の"冷たいままでも美味しい"という触れ込みの茶碗蒸しも食卓に出して、野菜多めの夕御飯。
ローストビーフは切り落としだけあってロゼ色の美しい断面の部分や端っこの良く焼けた部分など色々混ざっていたけれど、
「この値段でこの味なら全然高くないかも!」
と納得の素晴らしい味だった。贅沢にサシを含んだとろけるような口当たりの肉で、冷蔵庫から出した途端にやわやわと柔らかく溶けていく風。
 
「うわ!この肉、美味しいねぇ」
「うーん、もっと買ってくるべきだったか……」
2人して唸りながら、ローストビーフを超堪能。