2018年12月13日木曜日

じらいをふんだ。

ホットサンド(コーンたまちー)
洋梨(ル・レクチェ)
カフェオレ
今日は朝早くから、だんなは一日金沢出張。
あちらの天気予報は雪マークが輝いてるし、こっちも1日寒いらしいし。がんばってねーと送り出してから、私と息子は2人で朝御飯。
 
残っていたサンドイッチ用の食パン4枚でホットサンドにした。
 
缶詰のコーンを刻んだ自家製ベーコンと共に炒め合わせて、それをチーズと共に挟み込んで。今日はマヨ無し。
 
コーンとベーコンの甘じょっぱさが心地良くて、さくさくに焼けたパンの食感との組み合わせも悪くなく。コーンじゃなく、ミックスベジタブルあたりで同じように作っても美味しいかもだ。
津田沼「平ちゃん家」にて
 突き出し(キャベツ) 2×\300
 マウンテンチーズダッカルビ \2480→\500
 ちくわの磯辺揚げ \420
 爆弾平ちゃんチャーハン \580
 ホッピー \450
 ホッピー(中) \200
 コーラ 3×\300
 
津田沼「Dipper Dan」にて
 焼きりんごミルフィーユクレープ \480
だんなの帰宅は夜遅くなってからだそうなので、息子を誘って気になっていた地元の居酒屋「平ちゃん家」に行ってみた。
 
先日、大久保コリアンタウンでチーズダッカルビを食べたのだけれど、他の料理が多くて結局全部は食べきれなくて。なんとなく、「悔しいなーもっとがっつり食べたかったなー」という思いが消えなくて、ちらりと調べたら、この店で「マウンテンチーズダッカルビ」なるものが限定予約制で2480円が500円でいただけるという事なのだった。
 
1人ドリンク1杯&料理1品の注文が必要ですって。調べたらそう高い店でも無いし、まあ良いかな?と予約して、ぎりぎりに到着するらしい息子には「先に店入ってるね」と連絡して向かったのだけれども。
 
あ、ごめんなさい。ここは無いわ。
……と、おもいました。
 
hotpepperの店内写真がこれだったから、「ええ?えええええ?」と店に一歩足を踏み入れた私は後ずさりたくなったのだった。
 
昭和レトロ風と聞いてたけど、いや、これ、昭和レトロというより場末の連れ込み喫茶みたいな……?
(連れ込み喫茶がどんなものかは知らないけれどイメージ的に……)
 
やっすいカラオケボックスのテーブルと椅子という感じで、なんかベタベタした古びたメニューにはいくつも「売り切れ」の黒マジックで消された線があって。
 
一周回ってわくわくしてしまいながら、やってきた息子ととりあえずホッピーとコーラ頼んで、ちくわの磯辺焼きを入れてもらって。
おつまみもなんか、なんだかなーなものが多かったから、最後に炭水化物ものを貰うことにして、ひとまず乾杯。
 
磯辺揚げは、悪くなかった。ダッカルビも、500円なら腹も立たないかなという感じのもの。
 
2種のシュレッドチーズの下に甘辛味のキャベツや鶏肉(ちょびっと)が隠れていて、表面にはサラダチキンっぽいむね肉が積まれている。
 
別添で、フォンデュソースのような温かいチーズソースがついてきて、それをかけると……鍋から溢れたわけだけど、まあ、うん、こんな感じだよね?チーズダッカルビ。
 
私にはそれほど辛くはなかったけれど、息子には辛かったらしく、辛い辛いとつらそうになんとか食べて、そして最後に「爆弾平ちゃんチャーハン」を。
 
石鍋に入ったこの炒飯は、「中にお宝!何が出るかはお楽しみ♪」なんてメニューに書いてあったから、「肉かな、卵かも?」なんて少なからず息子も私もわくわくしていたのだけれど、中から出てきたのはキムチで、息子が実に実にしょっぱい顔になっていた。一番入っちゃいけないのが入ってた、みたいな。
 
「お宝じゃない。求めてたお宝じゃない」
「別にここ、韓国居酒屋じゃないんだけどねえ……」
 
もう仕方ない、とっとと食べて出よう、という話になったのだけれど、そういえばメニューに「突き出しは300円いただいております」と記載があるのにその突き出しも来てなくて。
 
来てないよね?とひそひそ話していたら、その声が聞こえたのか、「おまたせしましたー」とダッカルビもほとんど無くなった状況でちぎりキャベツがやってきた。ちぎりキャベツに業務用の塩だれかけただけで600円というのも……うん、歪みないな……。
 
結果、500円でチーズダッカルビは食べられたけど、1人2000円ほどの夕飯を終えて、
「この界隈、居酒屋激戦区なんだけどねえ……やっていけるんだ、これで」
「びっくりした。色々びっくりした」
と唖然としながら、息子が欲しがってた靴買って、スーパー覗いて、そして「口直しに甘いもの!」という事に。
 
「今月のビアードパパは生クリームシューだよ?」
「それよりクレープ良くない?」
「ああ……クレープ……いいなあ……」
 
と、息子の提案で最後にクレープ食べて帰宅した。
 
何度も通りがかってはいるけれど、二度くらいしか食べた事がなかったショッピングビル内のクレープ屋さん。
 
清潔な明るい店舗でおねーさんが作ってくれた甘酸っぱいりんごたっぷりミルフィーユクレープが、実に実に実に実に幸せで美味しかった。
 
なんだか今日のお店は、「あ、見ちゃいけないものを見てしまった」みたいな闇みがあった。店内の奥でやたら盛り上がっていたウェーイ系の若者グループの声と、ボリューム高めの昭和歌謡と、店内になんか淀んでいる空気(チェーンじゃないカラオケボックスであるあるな饐えたような匂い……と言えば伝わる……?)と、なんだかもう、色々と。
昭和レトロなお店は嫌いじゃないし、薄利多賣半兵ヱみたいな店はむしろ大好きなんだけれども。